【繊維用製品】染色助剤
繊維の染⾊加工において染料とともに⽤いられ、染⾊効果を発現しやすくする薬剤です。
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分類/用途 | 製品名 | 特徴 |
染色助剤 | ロート油 | ロート油は1875年イギリスのW.Crumが ヒマシ油を硫酸化して製造したものです。繊維工業への応用が認められてからは急速に使用量が増加し、今日の硫酸化油の代表的な商品として発展しました。製法としては、ヒマシ油を室温程度の温度で硫酸化するのですが、その反応は非常に複雑で、反応生成物は硫酸エステルの中性塩のみではなく、原料油や脂肪酸等も含有した活性剤です。 |
染色助剤/合成繊維用 | エスノーンAD | 2:1型含クロム錯塩染料の染色助剤及び強力緩染剤として他種の活性剤では見られない大きな効果を発揮します。最近加速度的に発達した合成繊維の染色助剤として、テトロン等の染色後のアルカリ洗浄、還元洗浄の助剤として、またアクリルニトリル系繊維スフ、綿等の混紡の染色におけるアニオン、カチオン染料コンプレックスの分散剤としても極めて良好な結果を与えます。 |
染色助剤 | エスノーンI | 各種繊維の精練・洗浄はもちろんのこと緩染・均染を目的としてもお使いいただける非イオン系界面活性剤です。また、酸、アルカリ、金属塩その他の薬剤と併用が出来るなど、その優れた性能により用途は多くなっております。 |
染料分散剤 | ディスパロンSL | ディスパロンSLは、一般の界面活性剤とはその性格を異にし、固体粒子の水中での分散性向上機能に関しては、他のいかなる活性剤もその追従を許しません。また一般の界面活性剤にありがちな起泡性や浸透性がほとんどありません。 |
均染剤 | レベラーT | ポリエステル繊維の染色均染剤です。高温高圧染色に使用染料の分散を良くし、均一な染色布を得るのに好適な助剤です。また、キャリヤー染色に使用すればキャリヤー事故の防止に役立ち優れた均染力により良好な効果を得ます。 |
均染・緩染剤 | ビニピロン20L | ビニピロン20Lは直接染料の均染、緩染を目的として開発しました。精練漂白された綿布を直接染料で染色する際に使用頂けるのはもちろん、精練染色を一浴で行う場合にビニピロン20Lを併用すると、ムラ染め等のトラブルを防止できます。 |
脱色剤 | ビニピロン | 従来の脱色剤としては界面活性剤のうちペレガール系(アルギンポリオキシエチレン)やカチオン系活性剤が知られていますが、ビニピロンはこれらの界面活性剤とは構造を全く異にした脱色剤で直接染料、建染染料、硫化染料に対して強力な脱色効果を発揮します。 |
染色酸 | アシッドNSA | 『アシッドNSA』はリン系物質を全く含有していない安全で効果の高い染色酸であり、また酢酸に比べBODやCODも低い数値を示します。 pH調整能力も酢酸とほぼ同等の効果(pH値)を示しますので、染色酸として、また亜塩素酸ソーダによる漂白の活性酸としても使用出来ます。 |
染色酸 | アシッドIT | ポリエステル繊維染色時のpH調整として、酢酸、酢酸/酢酸ソーダ、ギ酸/硫安等の酸や緩衝剤が使用されていますが、pHの安定性や染色濃度による使用量の加減を必要とします。アシッドITは、染色中のpHの安定性及び作業性等を考慮したバッファー能を持つ染色酸です。 |
pH調整剤 | TL-7 | カヤセロンリアクト染料によるセルロース繊維の染色においては、均染性と固着率は染浴のpHにより大きく影響されます。 pHが弱酸性になると均染性は良好になりますが固着率が低下する傾向が現れ、逆に弱アルカリ性になると染料のマイグレーション性が少なくなり、斑染めになりやすくなる欠点があります。 TL-7は、このような染浴のpH調整剤として適度なpH値を示し、染色のトラブルの原因を少なくし良好な染色を可能にします。 |
キレート剤 | ケミストNo.25A | 『ケミストNo.25A』は、金属イオンをキレート化する能力を有する高分子有機化合物です。精練浴中または染色浴中に使用すると、浴中の多価金属イオンを封鎖して、染色物の均染、色相の鮮明化、また染色機の汚れ防止などの効果を発揮します。 |
※上記以外にも、各種ラインナップがございますので、お気軽にお問合せ下さい。